診断後の支援
診断は「終わり」ではなく、「これからの暮らし」を整える始まりです。
当センターは診断後も、医療・介護の両面からご本人とご家族を継続的にお支えします。
このページでは、当センター・医療法人社団NALUグループの一貫したサポート体制と、地域の医療・介護資源とのつなぎ方をご紹介します。
診断後に感じやすい不安
診断を受けたその日から、ご本人・ご家族の暮らしに
さまざまな迷いや心配が生まれます
- ✓これから症状はどう進むのか、何ができるのか
- ✓薬はいつまで、どう続けるのか
- ✓介護保険サービスはどう申請し、何を選べばよいのか
- ✓通院が難しくなったら、どうすればよいか
- ✓行動・心理症状(BPSD)が出てきたときの対処
- ✓家族の介護負担、経済的な備え
こうしたご不安は、診断後の相談・診療・介護連携で少しずつ整理していけます。
「決まった正解」を出すのではなく、ご本人・ご家族の暮らしに合わせて、一緒に道筋を作っていくことが私たちの役割です。
当センターの支え方(3つの柱)
診断後も、次の3つの柱でご本人とご家族を継続的にお支えします
継続的な医療フォロー
定期的な診察・お薬の調整・BPSDや身体合併症への初期対応など、認知症専門医による継続的な医療を提供します。
状態の変化に合わせて治療方針を見直し、必要に応じて疾患修飾薬(レカネマブ・ドナネマブ)の継続管理も行います。
医療・介護のシームレスな連携
当センターは、医療法人社団NALUのグループ機関と連携し、外来・訪問診療・デイサービス・訪問リハビリを一貫してお支えします。
地域のかかりつけ医・ケアマネジャー・地域包括支援センターとの情報共有もスムーズに行い、住み慣れた地域での暮らしを継続できるよう調整します。
ご家族もふくめたサポート
介護に伴うご家族のご負担・不安についてもご相談いただけます。
認知症カフェ(オレンジカフェ)や、地域の家族の会・介護保険サービスへのつなぎまで、ご家族の暮らしを合わせて支えることを大切にしています。
診断後の医療フォロー
診断後も、認知症専門医が定期的に診察を続けます
定期診察とお薬の調整
認知症のお薬は、ご本人の状態やご様子に合わせた微調整が重要です。
症状の変化・副作用の有無を丁寧に確認しながら、無理のない治療を継続します。
BPSD(行動・心理症状)への対応
不安・興奮・妄想・不眠など、認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)についてもご相談いただけます。
薬物療法だけでなく、環境調整やご家族の関わり方のアドバイスも組み合わせて対応します。
身体合併症のケア
認知症の方は、高血圧・糖尿病・脱水・肺炎など身体の不調に気づきにくくなります。
ご家族や訪問スタッフからの情報も踏まえて、身体面のサポートも行います。
疾患修飾薬の継続管理
早期のアルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)に対する疾患修飾薬(レカネマブ/ドナネマブ)を導入されている方の継続管理にも対応します。
※いずれも、えびな脳神経クリニック公式サイト(別タブ)が開きます
当グループの一貫したサービス
医療法人社団NALUのグループが、外来・訪問・デイの3方向から
ご本人・ご家族の暮らしをお支えします
えびな脳神経クリニック(外来診療・訪問リハビリテーション)
当センターが併設されている、脳神経外科・脳神経内科の専門クリニックです。
診断後の外来診療の中心となり、通院が難しい方には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による訪問リハビリテーションもご提供します。
トータルケアガーデン湘南海老名クリニック(訪問診療)
通院が難しくなった方のご自宅・施設に医師が定期的に訪問し、診察・治療・お薬の処方を行います。
認知症の進行で通院が困難になっても、住み慣れた場所で医療を受け続けることができます。
通所介護事業所 Akala(デイサービス)
日中、施設に通っていただき、食事・入浴・機能訓練・レクリエーションを受けられます。
ご本人の社会的な交流や、ご家族のレスパイト(休息)にもつながります。
※各サービスへのリンクは、当法人グループの公式サイト(別タブ)が開きます
医療・介護連携の流れ
診断から地域生活の継続まで、以下のような流れでお支えします
01
診断・治療方針のご説明
当センターで、認知症の種類・進行度に応じた治療方針を丁寧にご説明します。
ご本人・ご家族の希望を伺いながら、これからの暮らし方を一緒に整理します。
02
介護保険の申請サポート
お住まいの地域包括支援センターと連携し、要介護認定の申請から主治医意見書の作成までスムーズに進められるようお支えします。
03
ケアマネジャーとの連携・サービス選定
ケアプランの作成にあたり、当センターから医療情報を共有し、ご本人の状態に合ったサービス選択をお手伝いします。
デイサービス・訪問介護・訪問リハビリ・ショートステイなどを組み合わせます。
04
継続的な診療とサービス調整
定期診察でご本人の状態を継続的に確認しながら、必要に応じてケアマネジャーと連携してサービス内容を見直します。
状態の変化に合わせて、外来通院から訪問診療への切り替えもスムーズに行えます。
05
地域全体で見守る体制へ
地域包括支援センター・かかりつけ医・介護事業所・チームオレンジなどと連携し、住み慣れた地域で穏やかに暮らせる体制を整えます。
ご家族の負担軽減にも、地域資源をあわせてご活用いただけます。
ご家族への支援
診断後は、ご家族もさまざまなお気持ちを抱えられます。
ご本人だけでなく、ご家族もお支えするのが当センターの役割です
ご家族だけでのご相談
診断後の関わり方の悩み、介護負担、経済面のご不安など、ご家族だけでのご相談も歓迎です。
認知症専用ダイヤル(046-204-8817)にお気軽にお電話ください。
オレンジカフェ(認知症カフェ)
当センター主催の「オレンジカフェ」を不定期に開催しています。
同じ立場のご家族や地域の方と、お茶を飲みながら気軽にお話しできる場です。
介護の基本・制度・地域資源のご案内
介護保険・成年後見制度・経済的サポート・地域の家族の会など、暮らしを支える情報はご家族の方へページにまとめています。
各市の相談窓口一覧は相談窓口ページもあわせてご覧ください。
ご相談・ご予約はお電話で
診断後のお困りごとも、まずはお電話ください。
ご家族だけのご相談も、もちろん歓迎です。
アクセス・受診場所
当センターは、えびな脳神経クリニック内に併設されています
えびな脳神経クリニック
〒243-0438
神奈川県海老名市めぐみ町3-1
ViNA GARDENS PERCH 601-12
🚉 アクセス
小田急線・相鉄線・JR相模線「海老名駅」西口より徒歩1分
ViNA GARDENS PERCH 6階(エレベーターにてお越しください)
※駐車場ご利用の方には1時間分のサービス券を発行しております。
よくある質問
Q. 診断後は、どのくらいの頻度で通院しますか?
状態や治療内容により異なりますが、多くの方は1〜3ヶ月に1回のペースで通院されています。
お薬の調整期や、状態の変化があるときはもう少し頻繁に、安定してきたら間隔を伸ばすなど、柔軟に対応します。
Q. 通院が難しくなったら、どうすればよいですか?
当グループの訪問診療(トータルケアガーデン湘南海老名クリニック)への切り替えが可能です。
また、通院の付き添いが難しい場合は、介護保険の通院介助サービスなどのご利用もご相談ください。
Q. 診断後、介護保険はいつ申請すればよいですか?
診断が確定した時点で、早めの申請をおすすめします。
要介護認定には申請から約30日かかるため、「サービスが必要になったら申請」ではなく、「使うかもしれない段階で準備しておく」のが安心です。
申請手続きは、当センターと連携するケアマネジャー・地域包括支援センターがお手伝いします。
Q. 症状が急に悪化したら、どこに連絡すればよいですか?
まずは当センターの認知症専用ダイヤル(046-204-8817)にお電話ください。
受付時間外や休日でご不安な場合は、救急医療相談(#7119)もご利用いただけます。
身体症状が強い場合は、かかりつけの医療機関・救急外来にご相談ください。
Q. 診断後、認知症が「治る」ことはありますか?
アルツハイマー型など多くの認知症は現時点で完治には至りませんが、進行を緩やかにし、症状をコントロールする治療は可能です。
また、脳の器質的な病気(正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫など)が原因の場合は、外科的治療で改善する例もあります。
ご本人に合った治療方針は、診察のうえでご説明します。
Q. 家族としてご本人にどう寄り添えばよいか、相談できますか?
はい、診察の中でも、電話相談の中でもご相談いただけます。
接し方の基本、BPSDが出たときの対応、施設利用の判断など、状況に応じてアドバイスします。
詳しくはご家族の方へページもご覧ください。
■ 参考文献
- 日本神経学会 監修『認知症疾患診療ガイドライン2017』
- 厚生労働省「認知症施策推進大綱」
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」
- 厚生労働省「レカネマブ(レケンビ®)最適使用推進ガイドライン」
※本ページは、当認知症疾患医療センター長である尾崎聡理事長(神奈川県認知症サポート医)やえびな脳神経クリニックの岩田智則院長(日本認知症学会専門医・指導医)の監修に基づき、医学的根拠のある情報を分かりやすくお伝えすることを目的としています。
個別の症状については、必ず医療機関で診察をお受けください。
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