頭痛外来
- HOME
- 頭痛外来
日常的な頭痛で次のようなお悩みはございませんか?
えびな脳神経クリニックでも、頭痛にお悩みの患者様が多く来院されています。
①頻繁な頭痛に悩まされている
②市販薬が手放せない
③仕事や日常生活に支障がでている
頭痛の原因によって症状はさまざまですが、患者様お一人お一人に合わせた適切な治療を行い、患者様の健康と快適な日常生活をサポート致します。
ぜひ一度当院までご相談ください。
頭痛の種類
頭痛はこわくない頭痛(一次性頭痛)とこわい頭痛(二次性頭痛)の2種類に分けることができます。
●こわくない頭痛(一時性頭痛)とは
特定の病気から生じるものではない頭痛の事で、例えば、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などがあります。
主な症状 | |
---|---|
片頭痛 | ・頭の片側だけが痛い。 ・ドキドキするような痛み ・吐き気を伴うほどの激しい痛みがある。 ・体を動かすのがしんどい ・大きな音や明るい光、においで悪化する ・目がちかちかする |
緊張型頭痛 | ・肩こりや首凝りで頭痛がおきる ・締め付けられるような重苦しさを感じる ・長時間の車の運転やデスクワークで痛みが起きやすい |
群発頭痛 | ・えぐられるような痛みが長時間続く ・片目の奥から痛くなる ・頭痛がある方の目から涙が出たり充血している。 ・鼻つまりがある ・激痛で身もだえすることがある |
頭痛がたまにしかなく、市販の薬で治まるのであれば心配はありません。
しかし、月に10日以上市販薬を飲むようになると、だんだん薬が効かなくなり、頭痛が強くなって日常生活に支障をきたすことがあります。
そのような場合は、受診することをお勧めします。
●こわい頭痛(二時性頭痛)とは
例えば脳腫瘍や脳出血などを原因として生じた頭痛のことをいいます。
頭を打撲したときの頭痛も二次性頭痛です。
次のリストに当てはまる頭痛は二次性頭痛の可能性が高く要注意です
・突然の頭痛 ・吐き気がある ・いままでに経験したことが無い頭痛 ・片側の麻痺、けいれん ・めまいがある ・視力の異常 ・知覚障害 ・麻痺がある ・言語障害や意識障害がある ・痙攣がある ・発熱がある ・くしゃみや咳、運動で痛みが出る ・妊娠中や産褥期の方 ・事故など外傷後に発生した頭痛 ・がんや免疫系疾患をお持ちの方 ・高齢(50歳以上)の方で初めて頭痛を感じた方 |
頭痛の診断と検査
診断の段階で最も重要なのは、生命に関わる疾患が原因である場合がないか?しっかりと検査することです。
最も重要なことは問診です。頭痛がいつから、どのように生じたのか、他に症状がないか、既往歴など詳細な問診がかかせません。
外来受診時に次の点についてお話いただけると診断が付きやすくなります。
①いつ頃から頭痛が始まったか
②頭痛が生じるタイミング
③痛みはどのくらい続くのか
④お仕事内容
⑤頭痛が生じる場所
⑥日常的な動作で痛みが増すことがあるか
⑦吐き気はあるか
⑧光や音、臭いで痛みが増すことがあるか
⑩痛みが起きる前兆はあるか
えびな脳神経クリニックでは問診の上、下記の中から必要な検査を行い、原因を特定し適切な治療を行います。
頚部超音波
MRI
CT
血液検査
心電図
頭部レントゲン
・・など
ー よくある質問 ー
片頭痛は、脳の神経や血管の働きが一時的に乱れることで起こると考えられています。
血管が広がったり、神経が過敏になって痛みを感じやすくなることで発作が起きます。
家族に片頭痛の方がいる、月経などのホルモン変化、睡眠不足やストレス、強い光やにおい、天気の変化などがきっかけになることがあります。
「完全になくす」ことがむずかしい場合もありますが、治療で発作の回数や強さ、続く時間を減らすことができます。
痛みが出たときに使う薬(例:トリプタン系)と、発作を起きにくくする予防薬(例:プロプラノール、バルプロ酸、アミトリプチリン、ロメリジン、CGRP関連薬)を状態に合わせて選びます。
規則正しい睡眠・食事・運動、ストレスをためない工夫などの生活改善も大切です。最適な治療は医師と相談して決めましょう。
片頭痛は、ズキズキする強い痛みで、体を動かすと悪化しやすく、吐き気や光・音に敏感になることがよくあります。
緊張型頭痛は、頭を締めつけられるような重い痛みで、肩こりや目の疲れ、長時間のデスクワークなどがきっかけになります。
どちらも命に関わるものではありませんが、原因に合った治療と生活の見直しで改善が期待できます。
睡眠・食事・運動のリズムを整える、ストレスをためすぎない、まぶしい光や強いにおいなどのきっかけを避けることが効果的です。
デスクワークの合間に首や肩を動かし、こまめに休憩をとりましょう。水分をしっかりとり、カフェインやアルコールのとりすぎに注意します。
「頭痛日記」で起きた時間・前ぶれ・強さ・服用薬などを記録すると、対策に役立ちます。
月に何度も起きる、または市販薬をよく使うようになったら、早めに医師へ相談してください。
薬を使いすぎると、かえって頭痛が増える「薬の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛)」になることがあります。
受診時は、回数・持続時間・強さ・きっかけ・使った薬をメモして持参すると診断に役立ちます。
発作時に使う薬: アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどの鎮痛薬。片頭痛にはトリプタン系が有効なことがあります。
予防に使う薬: 発作が多い方に、プロプラノール、バルプロ酸、アミトリプチリン、ロメリジン、CGRP関連薬などを用いることがあります。
薬は体質や病気、他の薬との相性で選び方が変わるため、自己判断ではなく医師や薬剤師に相談してください。
子どもにも片頭痛や緊張型頭痛があります。まずは睡眠・食事・運動のリズムや、画面の見すぎ・ストレスを見直しましょう。
頭をぶつけたあと、突然の激しい痛み、意識がもうろう、手足のまひなどがあれば、すぐに医療機関を受診してください。
薬は年齢や体重で使える種類・量が異なるため、必ず医師に相談してください。
市販薬の使用が月10日以上になると、薬の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛)の危険があります。
次第に薬が効きにくくなったり、頭痛の回数が増えることがあります。
頻繁に頭痛がある、または市販薬が効かなくなってきた場合は、早めに医師へご相談ください。
市販薬で様子をみても良い頭痛
- 軽い痛みで休むとよくなる
- 肩こりや目の疲れが原因と思われる
- 吐き気やしびれ、めまいがない
受診を急いだほうがよい頭痛
- 突然の激しい痛み、今までにない強さの痛み
- 吐き気・嘔吐、視力の変化、言葉が出にくい、手足のしびれやまひ
- 頭を打ったあと、発熱がある、妊娠中・産後の頭痛
- 50歳以降に初めて起きた頭痛
- 市販薬を月10日以上使っている、または頭痛が月15日以上続く
これらに当てはまる場合は、早めに医療機関を受診してください。
とくに片頭痛は、家族に同じ症状の方がいると起こりやすいことが知られています。
ただし、遺伝だけでなく、睡眠不足やストレス、生活リズムなどの環境も大きく影響します。
家族に片頭痛がある方は、生活習慣の見直しと早めの相談が役立ちます。