Big Migraine Academy Conferenceに参加しました。

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横浜で行われたBig Migraine Academy Conferenceに参加しました。

久しぶりのFace to faceの講演会でした。聖マリアンナ医科大学 脳神経内科 教授 秋山久尚先生に座長をして頂き、片頭痛の急性期治療(ジタン系薬剤)に関して発表をさせて頂きました。

その後、富士通クリニック 五十嵐久佳先生の座長のもと、間中病院 間中信也先生による片頭痛の予防治療(CGRP製剤)に関して講演があり、非常に勉強になりました。

その後、ディスカッションパートで、頭痛領域での日本のオピニオンリーダーである秋山先生、五十嵐先生、間中先生よりコメントを頂き、日常診療に役立つ内容ばかりで目から鱗でした。

片頭痛治療におけるジタン系薬剤とCGRP(Calcitonin Gene-Related Peptide)製剤は、最新の治療法として注目されています。

ジタン系薬剤は片頭痛発作の治療に使用される特定の薬剤群です。これらの薬剤は、脳内の血管を収縮させ、炎症を抑制することで片頭痛の症状を緩和します。ジタン系薬剤は特に、頭痛や吐き気、光過敏、音過敏などの症状を効果的に改善することが知られています。

CGRP(Calcitonin Gene-Related Peptide)は片頭痛発作時に増加する神経伝達物質であり、片頭痛の発症と関連があります。最近、CGRPを標的とした新しい治療法として、CGRP製剤が開発されています。これらの製剤はCGRP受容体をブロックするか、CGRP自体を抑制することで片頭痛の症状を軽減することが期待されます。CGRP製剤は注射として使用され、予防的な効果を持つことが報告されています。

ジタン系薬剤、CGRP製剤ともにガイドラインで推奨される薬剤です。どちらの治療法も患者様の症状や治療のニーズに合わせて医師によって選択されます。お悩みの方は是非一度ご相談ください。

今後は多くの患者様にこれらの薬剤の恩恵が届けられると思います。