昼 スペシャリストに学ぶ~頭痛消失を目指せる片頭痛急性期治療~に参加しました。

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昼の時間帯に、WEB講演会の演者をさせて頂く機会を得ることが出来ました。小田急海老名本社ビルより東日本各地へ発信させて頂きました。札幌いそべ頭痛・もの忘れクリニック 磯部千明先生に座長をして頂きました。

片頭痛急性期治療に関して講演をさせて頂き、東日本で診療されている多くの先生方に参加して頂きました。ディスカションセッションでは、磯部先生にも講演・ショートレクチャーをして頂きました。最良の治療を患者様に如何に届けるかを討論でき、非常に勉強になりました。診療の休憩の時間帯にも関わらず参加して頂いた多くの先生方に心より御礼申し上げます。

「レイボー」とは

当院では片頭痛治療に力を入れていますが、「レイボー」についてご紹介いたします。

使い方や効果

レイボー(一般名:ラスミジタン)は、片頭痛の発作時にお使いいただけるお薬です。片頭痛が始まったと感じたら、この薬を服用することで、頭痛の痛みを和らげることができます。レイボーは、頭痛の原因となる物質の一つであるCGRPの分泌を抑えることにより、痛みを軽減します。

服用方法はシンプルで、片頭痛が始まったときに100mgをお飲みください。症状や体調によっては、50mgまたは200mgまで調整することが可能ですが、24時間で200mgを超えないようにしてください。もし、一度飲んで痛みが消えなかった場合、その日のうちに再度飲むことは推奨されていませんので、注意が必要です。

また、レイボーはトリプタン系の薬と違い、血管を収縮させる作用がほとんどないため、心臓や脳の血管に問題のある方でも安心して使用できる可能性があります。

どんなお薬でもそうですが、使用前には必ず医師や薬剤師と相談し、指示に従って正しくお使いください。ご不明な点がある場合は、お気軽にご相談ください。

副作用について

★セロトニン症候群(非常にまれですが、0.1%未満の発生率)

この症状にはミオクローヌス(筋肉の小刻みな収縮)、発熱、発汗、震え、下痢などが含まれます​​。

★神経系の副作用

特に浮動性めまい(18.8%)、嗜眠(眠気)、錯感覚、感覚鈍麻が挙げられます。これらは服用後1時間以内に現れることが多く、数時間で消失することが一般的です​​。

★その他の副作用

動悸、めまい、視力障害(霧視を含む)、悪心や嘔吐、疲労感、胸部不快感などが報告されています​​。

実際にご使用になった患者様からは、使い始めには強い眠気が出るなどの報告を受けています。まずは睡眠前やご自宅等の安静にできる環境でのご使用からご案内しております。

上記にご紹介した副作用は個人差が大きいため、レイボーを服用される場合は医師や薬剤師と十分に話し合いを行い、使用方法などについて医師や薬剤師と相談することが大切です。

仮にお薬が合わずとも、さまざまな薬がありますので一緒に最適な治療・対処法を模索しましょう。

辛い片頭痛に悩む方のお力になれるよう今後も診療を行いますので、ぜひ当院までご相談ください。