岩田院長が著書の論文について

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2023年シルバーウィークが終わりました。シルバーウィーク中に少し時間があったので、2023年7月に、医学雑誌に掲載された論文(小生が著者)を振り返り、ブログで報告をさせて頂きます。

国立循環器病研究センター(現在、仙台市立病院 脳神経内科 医長)の池乃内初先生が筆頭著書の英語論文で、共同著者に加えて頂きました。The Journal of Thrombosis and Thrombolysisに掲載されました。原因不明の脳梗塞患者において、洞調律中の12誘導心電図上P波の後半成分の波高値×幅で算出される値(PTFV1)が、植え込み型心電図計を挿入した潜因性脳梗塞患者での(潜在性)心房細動負荷(Burden)と関連性が見られるという、世界レベルの新しい報告でした。シンプルな12誘導心電図を施行し、心房細動の将来的なリスクの予見につながる可能性が示唆されました。

このように新たな知見を世界に発信することは、科学者として素晴らしいことだと思います。医師も研究(基礎・臨床)を行う点で科学者となります。世界レベルの研究に関われて非常に光栄です。

今後もレベルの高い医療を提供出来るよう、邁進してまいります。