“エリアで支える片頭痛診療”に参加しました。

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今回は兵庫県のエキスパートの先生方とWebで開催されました。ちば内科・脳神経内科クリニック 千葉義幸先生(兵庫県豊岡市)の座長をして頂き講演をさせて頂きました。続いて、ディスカッションのパネリストとして赤穂中央病院 田淵章先生(兵庫県赤穂市)と頭痛・認知症もりた脳神経クリニック 森田匠先生(兵庫県神戸市)とともに参加しました。

Web形式の講演会でしたが、ペインクリニックの先生も加わって頂き、非常に盛り上がった講演会となり、講演終了予定時間を超過しました。講演会後のWebでの意見交換でも活発なディスカションができ非常に良かったです。次回は直接、兵庫県に伺ってみたい気持ちになりました。

<日常生活のなかでできる片頭痛を防ぐ工夫>

  • イタリアンより和食を選ぶ

片頭痛は脳の血管が広がることで神経を刺激し、引き起こされることがあります。そのため、血管を拡張したり収縮したりする成分を含む食事を避けると症状が緩和されることがあります。例えば、ポリフェノールやチラミンといった血管を拡張・収縮させる成分はオリーブオイルやチーズ、赤ワインなどイタリア料理に多く含まれ、和食は少ない傾向があります。

  • 乗り物の乗る位置に気を付ける

振動や気圧の変化、高速で流れる車窓の風景や日差しなども脳を刺激し、頭痛を引き起こす原因になることがあります。

車やバスならエンジンの振動が伝わる後部座席や、タイヤの真上の座席は衝撃を受けやすいので避けましょう。

また、新幹線は進行方向に向かって右の窓側は、新幹線がすれ違う時に急激な気圧の変化を受けやすいため、通路側に座るとよいでしょう。

  • 光や音、においに注意する

コンサート会場や映画館、日差しの強い夏の浜辺などは頭痛の引き金になることがあります。また、カラオケボックスなど大きな音が鳴り響く空間も要注意です。

食堂や喫煙スペースなど特有のにおいがする場所を通る時には、マスクで防御するのも有効です。

また、エレベーターに乗ると気圧の変化で頭痛が起こることもあるので1.2階程度であれば健康のために意識的に階段を使ってみましょう。

ご自身の工夫と医療機関での治療をうまく組み合わせることで、「片頭痛」が日常に与える影響を大きく軽減することが可能になります。「片頭痛だから仕方ない…」と諦めずに、まずはぜひ一度当院にご受診ください。