かかりつけ医の為の神経内科疾患診療セミナーに参加しました。

  • HOME
  • かかりつけ医の為の神経内科疾患診療セミナーに参加しました。

厚木市で開催されました。かなり久しぶりの対面のみでの講演会でした。一般講演の座長を担当しました。一般講演では、元福岡大学教授である髙橋三津雄先生(小田原市、お堀端クリニック)に高齢発症てんかん、認知症に関して講演をして頂きました。特別講演では鈴木康輔先生(厚木市、鈴木内科クリニック)の座長で、北里大学 診療教授 飯塚高浩先生(相模原市)に脳炎に関する講演をして頂きました。世界最先端の内容で非常に勉強になりました。

完全Face to faceの会で神奈川県の県央・県西部・湘南の高名な先生方が参加され、元慶應大学教授の鈴木則宏先生(藤沢市、湘南慶育病院)には、一般講演・特別講演ともにコメントを頂きました。以前、別の研究会で座長をして頂いた長谷川節先生(厚木市、厚木市立病院)、丸山博志先生(秦野市、丸山クリニック)、北村英二先生(相模原市、北里大学)に再会でき非常に嬉しかったです。こんなに大人数で集まることがなかったので、記念撮影を行いました。レジェンドの先生方の表情に本会の充実ぶりが感じされると思います。神奈川県西部・県央エリアの講演会で、十五名の先生方が現地参加され、非常に盛会でした。関係者各位に心より感謝申し上げます!

ご受診を検討されている患者様へ

てんかん、認知症、脳炎は全て中枢神経系(脳や脊髄)に関連した病状であり、その正常な機能に影響を及ぼすことが共通しています。それぞれの症状や進行は異なりますが、これら全ては神経細胞の働きや構造に何らかの異常があることによって引き起こされます。

てんかん:脳の神経細胞が過度に興奮し、異常な電気信号を発生させる病気。これが発作(せん妄、痙攣など)を引き起こします。

認知症:脳の神経細胞が徐々に損傷したり、死んだりする病状で、記憶、思考、判断力、言語能力などの認知機能が低下します。

脳炎:脳組織が炎症を起こし、通常は感染症(ウイルスなど)が原因となる病状。これにより頭痛、発熱、意識障害、神経学的症状(麻痺、発作など)が生じます。

これらの疾患は、神経細胞の働きや脳の特定の部分が影響を受けることで、行動、感覚、意識、運動能力などの変化を引き起こします。それぞれの治療は病状や原因によりますが、薬物療法、リハビリテーション、時には手術などが必要となることがあります。また、これらの疾患は早期発見と適切な治療が重要であり、未診断や未治療の場合は症状を悪化させ、生活の質を著しく低下させる可能性があります。

何かおかしい、いつもと違う、そんな小さな変化でも大きな病気が隠れていることがあります。

「これくらいで…」と病院に行くことに消極的な方も多いと思いますが、大切な命を守るためにも早期のご受診をお勧めします。お困りごとや気になること症状等ございましたらお気軽にお問い合わせください。